梅雨時のマンションでのバイオリンメンテナンスについて
こんにちは
violinsalonfortuneです
長い長い梅雨。そろそろ梅雨明けしそうですが、まだまだ不安定な時期ですね
この梅雨の時期はピアノやバイオリンもとてもデリケートな時期になります。
オールド楽器は、豊かな音色が魅力ですがこういった梅雨時はメンテナンスに非常に気を使います。
以前、分譲マンションと比較的立派な賃貸マンションの住んでいた時の話ですが
マンションは気密性が高いせいか?また湿度もとても高くなりやすく2年連続で同じ場所が
ダメージを受けてしまい、修理するのがとても大変でした。
工房に持っていき色々お話を聞いたのですが、理想は28度など一定に保った部屋で
保管しておくのが良いそうです。
普段は音楽をする部屋に楽器を置いているかもしれませんが、この時期は自分が過ごす
リビング・寝室へと一緒に移動させることが楽器のためにもいいのかな?などと感じています。
昔、実家に住んでいた時は特に冷房もつけていませんでしたが、よくも悪くも通気性がよく(笑)
冬場は障子から冷たい風がしゅる~~っと入ってくるお家だったので、楽器もそこまで
ダメージを受けなかったのですが、マンションに引っ越したとたんに大きく変わりました。
湿度計を見ても湿度90%などと出ている日もあり?!
え?これ100%になったら天井から雨がふるのかな?なんて思ったくらいです。
壁を触ってもジトーっとしており、カーテンもカビやすかったりと日当たりや風通しは
戸建てに比べてマンションのほうが楽器のことを気を使わなければいけないなと感じました。
もし、今マンションに住んでいる方は
・なるべく冷房の効いた部屋で楽器を保管する
・除湿剤をバイオリンケースに入れておく
・温度の高くなる日当たりなどに楽器をおかない
・1日1回は部屋のに風を通す
など、些細なことですができる事をしてみてくださね。
楽器の音も木材が水分を多く含んでいると、あまりいい音が出ません
イタリア留学の時に感じたことですが、同じように暑くても湿度が低いイタリアでは
ものすごく良い音が鳴ることが身をもって感じました。
なので、楽器にとって湿気は厄介なのです。
大事な楽器のメンテナンスとして、少し気をつかってあげるよう心掛けてみてくださいね