どうやったら譜読みが早くできるようになるのか?
今回は
どうやったら譜読みが早くできるようになるのかについて
お話しようと思います
譜読みという作業
形があるようで形がないような
実際に自分で譜読み力を上げていくにはどうしたらいいか・・?
悩んだりしませんか?
私自身、譜読みがすごく苦手だったのでものすごくよくわかります
ですが
そんな私がある2つの事を経験してから
圧倒的に力が伸びた実感があったのでお話しますね
①単純な音の羅列の反復練習
バイオリン教本の中にセヴィシックという教本があります
このセヴィシックは本来、バイオリニストの手の形を作るためにとても有効な
テキストなのですが、私はこのテキストだけを1時間近く毎日練習している時期がありました
内容はというと
ラシドシ ラシドシ ←ゆっくり
ラシドシラシドシ ラシドシラシドシ ←2回ずつつなげて少し早く
ラシドシラシドシラシラシドシ ラシドシラシドシラシドシラシドシ
といった具合に最初は小さな塊で
やがてその塊をつなげてスラー(バイオリンの音をつなげる奏法)で弾く練習
なのですが、この時期に圧倒的に譜読み力が増えました
私がこの時感じたこと
それは
①なるべく隣り合う音からスタートする
②3~4つの音の塊を反復する
③自分が簡単だと思う音をとにかく反復する
↑こちらです
やってみていただくとわかるのですが
今まで、ずっと1つの音に見えていた『♪』音符がある日を境に
絵のような 模様のような感じに見えてくるのです
( *´艸`)
驚きですよね!
そして似てるけど少しパターンが違うような音は
すぐに体が『お!これは違う!』と感じ
そして反復練習によって一体化した脳と体は瞬時に適応できるのです
その為、隣り合う音から練習した方が
音の羅列がきれいなので覚えやすく、違った音が出てくると
違う図形に見えるので理解しやすいのです。
自分が上手になりたい楽器と併用して練習することが
上達の一番の近道だと思っています。
violinsalonfortunでは、バイオリンのレッスン時にこのセヴィシックに
とても重きを置いています。
基礎練習・基礎という言葉で済ませがちですが
この単純な音を反復することで
バイオリンの技術面では脱力ができるようになり、手の形が整い
早く、正確な音程が取れるようになります。
また、思考の部分では『やさしい音』を反復することで
脳と体の結びつきがよくなり
音をみただけで瞬時に体が動き
『初見力』←見てすぐに弾ける力が養っていきます