幼児のバイオリン指板のシールの必要性

青葉台のバイオリン教室 violinsalonfortuneです

今日は指板に貼るシールについてお話したいと思います

 

バイオリンは、自分で音程を作らなければならない難しい楽器

というイメージだと思います。

その為、幼児には指板(指を抑える黒い板)に

最初はシールを貼っておきます。

 

指番号を覚える事や、指の開きの感覚を覚えるために

もとっても良い練習方法だと思っています。

 

また、弓などにも、全弓、半弓、1/3、など細かくシールを貼って

可視化する事が上達の早道になります。

 

でも、コレは幼児の一定期間に限り

いつかは剥がさなければならないものです。

 

私自身は、最初は必要だけれども、生徒さんの成長を見ながら

早めに少しずつシールは剥がして行きたいと言う考えです

 

確かに、練習最中などは聞こえる音程は酷いものです。

シールを貼った方が良い音程になるので、音程が整うまではシールを

貼った方が良いとおっしゃっる先生もいるのですが

私は、『意識させる事』がとても重要だと思います

 

自分の体の神経を研ぎ澄まして

狙いを定める視線

狙っていく指先

客観的に聞き取る耳

が育っていかないのです。

 

これらは、シールで全て解決してしまい

一見、良い音がなって上手になったように感じても

成長と大きく差ができると感じています。

 

私自身は、音程に関して『本気』になったのは

小学校5年生位でした

 

1レッスン2万円のレッスンが、たった20分で終わってしまった事があり

その時に、注意され呆れられてしまったのが音程でした。

 

そこから、本気で『音程を追求する意識』を持つ事で

数ヶ月でかなり上達したのを覚えています。

音程を合わせる時間が増え必然的に練習時間が増えました

 

シールを貼ってしまうと

おおよその音程は身につきますが

心に突き刺さるようなピッタリとした音程の習得は難しいです

バイオリンはピアノよりも音程を自由自在に操れる素敵な楽器なんです!

難しい所が最大の魅力でもあります。

 

幼児の楽器はそもそもすごく音程を合わせるのが難しいので

シールを貼っておおよその音程でての感覚を覚えるのは非常に大事ですが

もう少し大きくなってきた時には、早めにシールを外し

自分の意識で音程をとっていけるようになって欲しいなと思っています。

 

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