バイオリンを中古で買うメリット・デメリット
青葉台のバイオリン教室violinsalonfortunです
今日は中古のバイオリンについてお話したいと思います
①先生の教室での中古楽器
バイオリンの先生の多くは、生徒さんの楽器を預かったりと中古楽器を
持っている先生が多いです。特に皆さんがあまり使う時期が短い3/4
(一番大きい楽器の一つ前)あたりはサイズを飛び越えて大きくなってしまう子供も多く、実際に使った時期も短いことからレンタルしている場合もあります。
また、先生がレンタルや中古楽器を譲らなくても、生徒さん同士の交流で
サイズアウトした楽器をレンタルしたり購入したりすることもあります。
私も、このようにお世話になった楽器もあり実際すべて購入しませんでした
トラブルもありますのでよく事前に決めごとが必要ですが
楽器としてはとても安心です。
②インターネットでの中古やオークション
今は便利な時代で、メル◎リやヤフ◎クなどでも楽器が買える時代になって
おります。
ただ、これはあたり外れが大きいお買い物になりそうだなというのが正直なとこです。
実際、私の生徒さんでもオークションで購入したという楽器をおもちになって
いらした方もいたのですが、正直なところ・・・こちらがおススメできるような
楽器ではありませんでした。
また、バイオリンには楽器の中に魂柱(こんちゅう)という小さな柱がたっております。
この柱は名前の通り、魂の柱であり、上板と下板をつなぎ共鳴させる重要なパーツなのですが、決してボンドなどではくっついておりません。
上手に挟みこむようにとまっているのです、コンディションが悪い楽器は
案外簡単に魂柱が倒れてしまったりして、結局工房にもっていってなおしてもらわなければならなかったりと不安も多くなります。
また、弓なども消耗品に近いので良いフォームで弾いていない楽器は
楽器事態に悪い癖がついてしまい、(弓がゆがむなど)弾きにくいケースもあります。
きちんとメンテナンスされている方の楽器などは問題ないと思いますが
正直写真で判断するのはとても難しいです。
お安く買える可能性もありますが、当たり外れがあると思います。
最後に、少し話が変わりますが
工房などでは同じ楽器店で買うと金額が高い分、下取りという形でより高い楽器を買う場合のケースが多いのですが
楽器を引き取ってもらえるケースもあります。
楽器を傷つけないくらいのレベルになったら、このような購入もお勧めです。