お子様が練習でできないと泣いたりイライラしませんか?

『フォーチュン』主宰 関野順子です

今日は練習の中でお子様がよく経験する

一つの『壁』についてお話したいと思います

 

バイオリンの練習やピアノの練習でイライラしたり泣いたりしませんか?
◆できないことが一つ・二つと増えていくと
 子供の中では様々な葛藤があると思います

 傍からみていると
 どうしてそんなことで?

 もう少し落ち着いて弾いたら?

 もうあきらめちゃうの?

 ママは色々なことを感じ、考えるのではないでしょうか?

 では、そんな時

 どのような対応が子供の力を伸ばしていくのでしょうか?
 
 
ママはそっと見守り長期的な目線の言葉を投げかけて
◆私なりの考えになりますが

 先ずは、『その音は・・・』などとレッスンをしないことが
 
 大切です。

 ★難しそうな曲をもらったのね

   ★これは弾けたらかっこよさそうね

 ★○○ちゃんなら、練習したらきっと上手に弾けるように

   なれると思うよ?

 最初は決して練習に直接的な言葉は口に出しません

 それでも、またお子様がうまくいかないときには

  ★先生はどうやって練習したらいいっていってた?

  ★今まで弾けないところはどんな風に練習してた?

  ★そういえば自転車の練習も大変だったけどどうやって
   のれるようになったの?


 こんな風に問いかけるようにしています
 
 
 
どうやったらできるようになるのかを自分で考えてみる力
◆小さな子供で、生まれてから
 たかが数年しかたっていない子供でも

 自分なりに沢山の葛藤や努力があるはずです

 自分がどんなふうにそれを乗り越えてきたのか?

 たとえそれが音楽と関係ないことでも色々とつながっており

  子供自身の中で、これもこうやって練習したら?

 できるようになるのかも?


 もう少しあきらめずにやってみようと思わせて

  子供が自分で考えて取り組んでいけるように

 持って行ってあげることもとても重要だと感じています。
 
 
具体的な声かけの一つ
◆小学校低学年くらいのお子様には

  『どんなふうに練習したらどうなった?』

  『どうしたら、今より上手に弾けるとおもう?』

このような問いかけをします。


最初の頃は沈黙してしまうか『もっと練習する』という

子供からの返答が多いのですが

そこで初めて

★ここら辺が上手にいかないみたいだね。もう少しゆっくり弾こうか?

★ここら辺が上手にいかないからここだけ10回弾いてみようか?

などと具体的な練習方法を提案しています
 
 
子供はできない自分、ふがいない自分にきっとイライラして

もう嫌だと最初はなってしまいますが
 
 
子供に問いかけて、どうしたらできそうな自分に近づけるか?
 
道しるべを作ってあげることが
 
イライラせずに、もう一回やってみようという気持ちを湧き立たせ
 
果敢にチャレンジしてゆける力が養われていくのだと思います。
 
 
 
バイオリンは難しい楽器だとおもいます

だからこそ、短期的な目線での目標達成でなく

長期的な自分との闘いに挑める強い思考や行動力が

養われると思っております。
 
 
 
 
 

 

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