私がバイオリン指導で感じる幼少期の進捗について
『フォーチュン』主宰 関野順子です。
今日は、私が結婚、出産を経て大きく
変化したバイオリン指導について
お話したいと思います。
もし、お子さんの進捗が遅かったら
親として、どのように感じますか?
私なら、知識がなかったら
本当に焦ると思います。
せっかくバイオリンを習って●年
もたつのにちっとも本が進んでいかない
そんな風に悩むのではないでしょうか?
また、もっといい先生がいるのかも?
そんな風に感じることもあるかと
思います。
しかし、、、
講師側からすると
皆さん、進捗は違い壁にぶち当たる
ところも違うのですが
壁にぶち当たって
『何ができていないのか?』
を振り返ると・・・
ほとんどは基礎なのです。
バイオリン教本で言うと
1巻、2巻、の間に本当は
右手も左手も沢山の技術の
練習が必要なのです。
例えるならば、お箸。
お箸でご飯を食べるという
行為は一見同じに見えますが
レベルに違いがあります。
★補助箸での食事
★お箸は使えるけどクロス箸
★フォームは出来ているけど
まだ上手に扱えない・・・
★小さなお豆がすくえない
★柔らかいお豆腐がすくえない・・・
同じお箸というひとくくりでも
これほど違い、バイオリンにも
同じことが言えます。
幼少期からの指導をしていると
この年齢なら
この程度できていればマルに
してもいいかな?
ずーっと同じ曲を練習する
モチベーションも大変なので
合格にするのですが・・・・
正直そのペースで進んでいくと
2~3年後には分不相応の課題に
変わってしまうのがバイオリンの教本です。
まとめると・・・
バイオリン教本の最初の方はしっかり
時間をかけて学ぶ方が後々良い結果を
うむという事です。
同じお箸でも補助箸、クロス箸などで
つかめて合格となったものも
その時の年齢レベルでOKなわけで
やっぱり、普通のお箸で正しいフォームで
きちんとできているか?がとても
重要だと後々に知ることになるのです。
バイオリンで言うと
ポジション移動学習のタイミング
ビブラート
が最初の関門です。
ここまでドンドン進んできた
子どもが急に弾けなくなります。
また、弾けるときもあれば失敗
するときもあるという風に
不安定な仕上がりになるのも
この時期です。
そうならない為にも
少し、進捗が遅いかなと感じても
しっかり基礎部分のテキストで
きちんとした技術を習得して
欲しいなと思います。