バイオリンの調弦や弦の張り替えはいつ習う?
『フォーチュン』主宰 関野順子です。
今日は、バイオリンの調弦についてのお話です。
私自身、バイオリンの調弦を自分で出来るようになったのは、確か5年生あたりだったと思います。
それまでは、レッスンに行きご挨拶が終わると
先生がバイオリンの調弦をしてくださって
自宅では母が大きくくるった音の調弦をしてくれて、
完全に自分で調弦をする事は4年生ごろまでなかった記憶です。
もっと本格的に音楽を志している子は
もっと早い段階で身につけているのかもしれませんが
私はフルサイズに変わるタイミングで調弦するように
なりました。
分数バイオリンの多くはアジャスターがついている
ケースが多いです。その為、素人の保護者の方や子供でも
でもなんとなく自分で出来てしまうケースも多いのですが
アジャスターがなくなるとそうもいきません。
糸巻きを操作しての調弦になるのですが、最初は、とても難しいのです。
実際、何が難しいかというと、糸巻きをピッタリの所でとめられなかったり
今出している音が目標の音より高い低いかがわからないのだと思います。
そして、巻きすぎて弦が切れたり
逆に怖くてぜんぜん弦を巻けなくてちょっとしか
音が変わっていなくても
ぜんぜん音が合わないですと言って諦めてしまう
方も多いです。
私も調弦の仕方を5年生位には教えるのですが
数ヶ月は生徒さんが怖がって自分でやりたがらなかったり、調弦だけでかなり時間をくってしまうこともあります。
でも、忍耐!グッと我慢。
生徒さんの顔色を伺いながら近い音になるまで待ちます。
弦の張り替えも同じで、フルサイズになる頃には
手伝ってあげられるんですが、一度は自分でやってもらい
出来なかったらお手伝いするという感じでサポート
しています。(お母様もなるべく見守って欲しいです。)
一般的に趣味で習う方の弦の張り替えは、
1年に多くても2から3回程度でしょう。
少ない方は年に1回程度かな?
そう考えると、練習する機会がとても少ないんです。
でも、年齢がいくほど沢山の場面でこの調弦を素早くやったり
弦を張り替える場面が出てきます。
慣れてくると弦のコンディションも分かります。
そろそろ音がピークを超えてきたな、、、
弦の一部が少し引っかかる様に切れているな、、、
サビが目立つな、、、etc
弦を変えたばかりは音程は下がりやすく
季節によっても微妙に異なります。
私としては、調弦は4年生から6年生になる頃
弦の張り替えもフルサイズになったら自分で出来る様に
なって欲しいなと思います。