一生モノの人間力 【本物の自信】とは?
一生モノの人間力とは?【本物の自信】
バイオリンは難しい楽器だから・・・
この言葉は私が指導者になり沢山耳にした言葉でした。
ですが
難しい故に
音楽教育だからこそ
答えがなく、目にみえていないからこそ
目先の成長に囚われず
身に付く『一生モノの人間力』があります。
今回は、
自信をもつとはどういうことか?
【自信】はどのように育てていくか?
についてです。
お子さんに「自信をもってね。」
様々な場面で親や先生が使うことが
あるのではないでしょうか?
他にも、受験を目標にされているお子様は
テストなどの前に緊張してしまう場面で、
「大丈夫よ。自信をもって!」などと声をかけますよね?
では、
この「自信」とはどこから来るのでしょう?
どうやったら「自信」を持つことができるのでしょう?
お子様が不安になる場面で
こんな風に考えたことがありませんか?
私は、『自信は意識的に育てていくもの』だと思っています。
自分が緊張するような場面で、
自分に自信があるという状態は
人からもらう応援でもなく
親が大丈夫という言葉でもなく
先生がいつも通りやればいいのよ
などという言葉でもないと思うのです。
また、勢いのような突発的に
テンションを上げて向かうというのも
何か違うように感じます。
【本物の自信】とは自分との約束を
コツコツと積み重ねた上に成り立っている
と感じるのです。
自分で決めた練習を毎日やる。
気分がのらなくてもケースを開けて5分弾く。
◎日以上さぼらない。
こんな風に
音楽やバイオリンを通して身に付けられるのが
『継続』することで育てる【本物の自信】です。
そして
音楽教育の中でこのことを身に付けるのに
良いなと思うのは・・・
すぐに結果が出ないことや
点数として評価されないことが
とても良いと感じています。
また、
私はバイオリンを通して、自信というものを
どんな時に強くもてて、どんな時に弱くなってしまうのか?
日々の生活や練習との向き合い方などを
より追究することで、ある程度分かってきました。
それはバイオリンを通して身に着けたことであり、
子供の教育にも大きなヒントになっています。
「自信をもつ」ということは、社会生活において
様々な場面で、
本当に役に立つ人間力だと感じています。
その為には、日々の継続と出来ないことから逃げないで、
向き合うということが、自分を大きく育ててくれると考えております。
何度も申し上げていますが
バイオリンの良いところは、簡単でないがゆえに
短期間で結果が出ないことです。
だからこそ、他人と比べることなく
自分に集中して練習に励むことで、
実力も自信も身につけられると思っています。
私は、発表会やコンクール、受験などの
本番の場面で、何度も緊張と失敗を繰り返えし、
このことを身に染みて感じております。
お子様一人では大変難しいですが、
ママと先生の二人三脚サポートがあれば、
小さなお子様でも本物の自信を手に入れて、
人間力が上がる素晴らしいレッスンができると
心から思っております。