先生と生徒の関係は難しい?バイオリンの壁
『フォーチュン』主宰 関野順子です。
バイオリンを習い始めた頃は、お母様もお子さんも
「楽しく弾けるようになりたい」
「音楽に触れさせたい」
といった共通の目標を持っていることが多いですよね。
最初は、先生も優しく声をかけ、バイオリンが楽しくレッスンできるように、取り組みやすい事や楽しめる事に
フォーカスして、練習する習慣や継続する事に重きを
おいています。
しかし、お子さんが成長し、より高度な技術を身につける段階になると、先生の指導も少しずつ変わっていきます。
また、幼稚園から小学校がガラッと変わっていくようにバイオリンレッスンも少しずつ変化させています。
以前は「楽しく弾こうね!」と言っていた先生が、「もう少し弓をまっすぐ!」「音程がズレてるよ」と細かく指導するようになり、お子さんや親御さんにとっては戸惑いを感じることもあるかもしれません。
先生の変化は、上達の証
先生の指導が以前より厳しいなと感じたら、お子さんの成長に伴い、より良い演奏を求めるようになったと思っていただけると嬉しいです。
最初は「バイオリンを弾く楽しさ」を大切にしますが、次第に「上手に演奏する喜び」へとシフトしていきます。
これは、バイオリンに限らず、どんな習い事でも起こりうる自然な流れかなと思います。
親としてできるサポートとは?
「先生が厳しくなって、子供が嫌がるようになった…」そんなとき、親御さんとしてどのように対応すればよいのでしょうか?
1. 先生の意図を理解する&相談
先生は決してお子さんを否定しているわけではなく、「もっと上手になれる」という期待を込めて指導しています。
レッスン後に先生に話を聞いてみると、指導の背景がわかることもあります。
ただ、学校生活や家庭など何か悩みがある場合は
ご相談ください。お母様と相談してより良いレッスンを
と考えております。
2. 子供の気持ちを受け止める
レッスン後、「先生が厳しかった…」と落ち込んでいたら、まずはお子さんの気持ちを受け止めてあげてください。
「それだけ難しいことに挑戦してるんだね!」と声をかけると、前向きになれるかもしれません。
3. 長期的な視点を持つ
バイオリンは、短期間で結果が出るものではありません。
時に厳しく感じることも、やめたいなと思い事もあります。
ですが、その壁を少し乗り越えて振り返れば
「頑張ってよかった」と思える日が必ず来ます。
そして必ず子供の自信につながると信じています。
fortuneでは、親御さんもお子さんも、先生と同じ方向を向いて進んでいけるように、焦らず、長い目で見守っていきたいと考えております。
バイオリンを通して、お子さんが努力する力や乗り越える力を身につけられるよう、一緒に成長を見守っていけたら嬉しいです。