「中学受験を考えるようになったきっかけ」
こんにちは。今回はレッスンとは少し離れて、母としての私の個人的な想いを綴ってみたいと思います。
子どもの中学受験について考えるようになったきっかけや、我が家なりの価値観について…
同じように悩んだり、考えたりしている方に、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
「中学受験を考えるようになったきっかけ」
今日は、子どもの中学受験について、母親として私自身がなぜ受験を意識するようになったのか、そのきっかけについてお話ししたいと思います。
実は、私自身は中学受験の経験がありません。けれども、3つ年下の妹が受験を経験しており、近所の学習塾に通い始め、やがて日能研に通うようになったのを覚えています。
私がバイオリンに夢中だった小学校高学年や中学の頃、妹が机に向かって遅くまで勉強している姿は、
当たり前の風景として記憶に残っています。
夫は中学受験の経験者で、話を聞くと、お義母さんの教育熱心さや、夫自身の性格との相性も良かったのだと思います。
私自身はといえば…
「もし勉強が好きそうだったら、中学受験も選択肢かな」
そんな軽い気持ちでいたように思います。
実際、幼稚園の頃は運動が少し苦手で、運動の時間に10cmほどのゴムを飛び越えられずに泣いてしまったり、水遊びではひざまでしか浸かれなかったり…。体育に対する苦手意識が、当時の私にとっては少し心配のタネでした。
また、当時ははっきりとは気づいていなかったのですが、食事に対するこだわりや感覚の繊細さなど、今思えば発達特性の傾向も少しあったのかもしれません。
日常の中で感じる「この子なりの感じ方」があることに、少しずつ気づき始めていた時期でした。
一方で、年中の夏休みに公文に通わせてみると、楽しそうに何枚もプリントをこなす姿が印象的で、「勉強を伸ばしてあげる方が、この子には合っているのかも…」と感じたのです。
中学受験なら、教科も選択できたり、内申点もほとんど関係ありません。
子供の将来を考えると中学受験のほうがうちの子にむいているのかも…。
夫に「中学受験することになったら、勉強見てくれる?」と聞くと、「それならできるよ」と頼もしい返事が返ってきて、我が家でも中学受験がひとつの選択肢として浮かび上がってきました。
実際に日能研を調べてみると、当時の住まいからはやや通いづらい場所にありました。
そのほかにもいくつかの理由が重なり、
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通いやすい塾があること
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夫の通勤の利便性
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公立小中学校の評判
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将来的な学校の選択肢の幅
などを考慮し、引っ越しを決意することになったのです。
中学受験というと、特別な家庭がすること、というイメージを持たれがちかもしれません。
けれど、わが家のように**「子どもの個性に合った環境を探した結果の選択」**というご家庭も、実は少なくないのではないでしょうか。
また次回も、子どもとのやりとりや受験にまつわる想いを綴っていきたいと思います。
どうぞ温かく見守っていただけたら嬉しいです。