中学受験、まだ決めてなかったけど…我が家が始めた“ゆるやかな準備
我が家では「中学受験もひとつの選択肢かもしれない」と考えるようになった頃から、少しずつ準備を始めることにしました。
とはいえ、何から手をつければ良いのか、親としても初めてのことで手探りの日々。
今回は、中学受験を考え始めてから実際に行った準備について、私自身の体験をもとにお話ししたいと思います。
引っ越しをする前のことですが、当時、わが子は毎日1時間、外国人の先生と英語の授業がある幼稚園に通っていました。
この頃は、まだ中学受験を確実に決めていたわけではありませんが、「英語の習い事と公文を無理なく続けさせてあげたい」という想いがあり、同じような英語教室を探し始めました。
ところが、通園していた園と同様のカリキュラムを提供している教室は近くになく、最終的に別の英語教室に週2回、公文も週2回というスケジュールになりました。
最初は楽しく通っていたように見えましたが、小学校に入学して環境が変わると、
「ぼく、仕事が多い…」と、ぽつりとこぼすように。
理由を聞くと、お友達と遊べる曜日が少なく、それが寂しかったようです。
そのため、英語教室をやめ、公文に英語を追加して週2回にまとめ、スイミングも取り入れることにしました。
スイミングに関しては、ご褒美を出したり、いろいろ工夫しながら親の意向で通わせていたのですが…
そんな中、コロナが流行し、スイミングは退会となりました。
公文は本人も嫌がることなく楽しそうに通っていたのですが、ある時、プリントに取り組む時間がやけに長いことが気になり、先生に相談したところ、
実は、他のお友達にちょっかいを出していて、他の保護者の方からも苦情が出ていると知らされ、非常に驚きました。
迷惑をかけていたことにショックを受けると同時に、
「このままの学び方で、本当に意味があるのだろうか…?」
そんな疑問が湧いてきました。
先生からは「お母さまも一緒に来て横についていただけませんか?」と提案され(笑)、
そこまでして計算や漢字をさせる意義を見いだせなくなってしまい、通信教育に切り替える決断をしました。
通信教育については、サピックスと四谷大塚のサンプル教材を体験した上で、最終的に**四谷大塚の「りとるクラブ」**を選択。
そこから約2年間は、自宅で子どもと一緒にコツコツと進めていくことになりました。
ちょうどコロナ禍ということもあり、自宅で取り組める教材の便利さを実感した時期でもあります。
子どもの成長や変化に合わせて、無理なく続けられる方法を探しながら進んできたこの数年間。
この経験も、のちの本格的な中学受験準備へとつながっていきます。
🌱次回は「塾選び」について、わが家の視点からお話ししたいと思います。