バイオリンを通して新しい挑戦を始めた生徒さん

t『フォーチュン』主宰 関野順子です。

 

今日は、大人からバイオリンを習い

始めた初心者の方のお話です。

 

この生徒さんは実は弱視の障害を

お持ちの方でした。

 

ですが、人一倍努力され

しっかり練習されるかたで

本当に、障害をお持ちなのか

こちらが忘れてしまうほど

でした。

 

いつも拡大鏡を使って、宿題

のところはすべて暗譜され

レッスンに来ておりました。

 

健常者の私たちでさえ、出された

宿題をこなすのが大変なのに

拡大鏡で少しずつ覚え、

それをバイオリンで繰り返し

練習してレッスンに来られる姿には

本当にいつも尊敬していました。

 

時がたち、だんだんと親しくなり

恋愛話や、家族のこと

お仕事の話をする機会がありました。

 

その時に、実は昼間の仕事をしたい

のだけれど、今は違って。。。

と教えてくださいました。

 

 

それを聞き、私は

なんてもったいない!!!

この方なら絶対に昼間のお仕事

に変われる!と思いました。

 

自分ではきっと採用されない

と思っていたのではないでしょうか?

 

そこからレッスンに来るたびに

絶対に転職できますよ。

こんなに勤勉で努力家で…

レッスンもこんなにしっかり上達

できるんだから、健常者と

変わらない!

 

採用してくれる会社が絶対に

見つかるとおもう!

と、そんな話するようになりました。

 

 

しばらくすると…

「先生、私転職しました」

と報告が(*^-^*)

 

東京の有名な会社に

就職が決まったと教えて

下さいました。

 

それから、レッスンもどんどん

上達していき、教会で知り合った

方たちと一緒にアンサンブルが

出来るほどに成長しました。

 

 

さらに、時がたち、

今度は、手に職をつけたいと

鍼灸資格を取るために3年間

勉強するという報告が…

 

 

本当に驚きです!!

 

出会ったころとは別人です。

彼女が、どんどんと

変わっていく姿に本当に刺激を受け

私も尊敬と驚きの連続でした。

 

 

大人になると、自分で自分のことが

わかるようになり、いい意味では

安全な場所がわかります。

 

ですが、自分では気が付かない

ような可能性を秘めている場合が

あるのですよね。

 

私は、レッスンはもちろんですが

人間としてもお互いに、気持ちよく

前を向いていかれるような

関係を築いていきたいなと

思っています。

 

 

最後に、私が、この方にも紹介し

誰かに可能性を感じた時に

必ず紹介する本があるので

ここでご紹介します。

 

アレクサンダー・ロックハート

(著)弓場 隆(翻訳)の

『自分を磨く方法』

という本です。

 

一部をご紹介しますね。

ノミ(虫)は1フィート以上

ジャンプすることができるが

ノミをビーカーに入れ、ガラス蓋をする

と、跳びあがってはぶつかるという

のを繰り返すうちにガラスの少し

下までしかジャンプしなくなるんだ。

それは、ガラス版を取り外しても

変わらないという。

もう障害はないのに、小さな

ビーカーの中でたかが数センチの

ジャンプを繰り返すのだそうです。

本当は何十倍もの力があるとは

夢とも思わずに。

※要約しています

 

このようなエピソード

がたくさん入った本なのです。

 

私たちも、本当はもっと

素晴らしい力を秘めているのでは

ないでしょうか?

 

バイオリンの上達だけでなく

レッスンの時間の中で、自分の

可能性に気づき、人生に希望が

持てるきっかけになったら

嬉しいなと思っております。

 

また、そのような

レッスンを提供していきたい

と心から思っております。

 

 

 

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