ピアノを習う?それともバイオリン?音感教育にも違いが出るポイントとは?
こんにちは
violinsalonfortuneです。
ピアノを習習わせるかバイオリンを習わせるか迷う
今日は、ピアノを習わせようか、バイオリンを習わせようか迷う世の
お母様に向けて書いてみようと思います。
まず、ピアノは音符が読めない生徒さんの指導は普通は【ド】の音から順に教えていきます。
右手からの練習になりますので、大抵は【ド】【レ】【ミ】【ファ】【ソ】という順に覚えます。
そして、この音を覚える事で簡単な童謡もすこし弾けるようになります。
バイオリンは、技術的な問題から何も弦を押さえないで出せる音を練習します。
最初に【ラ】の音を覚えます。
問題はそこから先なのですが、教本によって【ラ】【シ】【ド】【レ】【ミ】と覚えるのですが、実はこの音ではみなさんがよく知っている童謡弾くことは出来ません。
【ラ】【シ】【♯ド】【レ】【ミ】
この【♯ド】を弾くことで色々な曲が弾けるようになります。
でも、これピアノに置き換えると一つだけ黒鍵(黒い鍵盤)の
音を覚える事になります。
どうですか?混乱しませんか?
そう考えるとやっぱりピアノの方がいいかしら?と思いませんか?
でも、本当はソルフェージュといって楽譜を理解できる事が一番必要なんです。
ピアノから習い始めると白鍵ばかり弾く事が多いので黒鍵の音は馴染みが少なくなります。
聞く回数が少ないということはそれだけ体にインプットされる音感も少なくなります。
反対に、バイオリンのように技術的な問題からではあるものの、黒鍵を自然に受け入れていくことは音感を養う上でとてもプラスになります。
ただ、やはり、音の仕組みを理解する勉強というのがどうしても必要になります。
私自身、本当の素人の方ばかり教えて来たのですが、幸いこの事で
躓いてしまう子はいませんでした。
ただ指導者として、結構難しい事よね(´-`).。oOとも感じています。
実際、小学校の2年生くらいになっても音程が安定しない子は
黒鍵と白鍵を理解できてなくて音程が決まらないのでは?とも感じています。
というのは、バイオリンの先生は、指番号で音を教える事も多いからです。
このような指導をする先生は、シールを貼っているのでその時は違和感がないと思うのですが、ある一定のレベルからなかなか上手になれないケースがおおいのです。
すこし話がズレましたがまとめてみようと思います。
ピアノから始めるメリット
- 子供には受け入れやすい順番で音を覚える事ができる
- 音程を目で見て理解することができる
ピアノから始めるデメリット
- 黒鍵の音との触れ合いが少ない
- 黒鍵の音は難しいというイメージがつきやすい
バイオリンから始めるメリット
- 黒鍵の音を自然に身につける事ができる
- 音感に敏感になる&様々な音感を学ぶ機会が増える
バイオリンから始めるデメリット
- ソルフェージュなど理論的に理解するサポートが必要
以上の事があり、私自身、初級のピアノと言う名目でソルフェージュ要素を入れて、一緒に教えていこうと考えました。
読譜コースも共通する事は実は多いのです。
英語で例えるなら、ピアノはABCDEから教えるけど、バイオリンはFGHIJから習うイメージです。
どちらも調が違っても同じ曲を弾けるようになります。
例えばチューリップやキラキラ星など。。。
私自身、早い段階で混乱しないように、しっかりABCソングを覚えて欲しい♡という思いです。
是非、ピアノしか習った事がないお母様や、ピアノかバイオリンか迷うお母様の参考になると嬉しいです。
私自身は、音感教育のためにはバイオリンをスタートさせつつピアノで補うと言う考えです。
日本のピアノ教本の多くはかなり上達しないと黒鍵はあまり出て来ません。
絶対音感や音感を養うためには、理解した上で選ばれるといいかなと思っています。