バイオリンのボーイングアップ・ダウンどちらでもよくないですか?
『フォーチュン』主宰関野順子です
今日は、小さなお子様が最初に練習するボーイングのアップダウンについて
お話します。
同じ音が鳴るし、アップでもダウンでもどっちでも良くない?
そんな風に感じたことはありませんか?
私もその昔、何でこんなに教本の通りに忠実に守らなければならないのか
疑問でした。
ですが、時が経ち分かることがあります。
まず
ボーイングがこういうときはダウン
このフレーズはアップ
などと自然にわかるようになります。
また、アンサンブルなどで弦楽器がボーイングを揃えることで
音色に統一感がでてとても綺麗になります。
幼児のお子様は、最初、音符の読み方、姿勢、楽器の扱いなど
様々な事に注意を払わなければなりません
そうすると、自分では一生懸命弾いているのに
どうしても、書いてあるボーイングではない弓などで弾きがちです
一生懸命に弾く姿を見ると、心ではマルをあげたいと思っているのですが
この小さな積み重ねが後に大きな学習に変わると思うので
もう一回宿題となる訳です。
フレーズとアップダウンはとても密接な関係です
音が合っているからまあ良いかとせずにぜひ
最初の簡単な教本からボーイングも気にしてみてください
大きくなるにつれて、ボーイングが書いてなくても
ここはこう弾こうと肌感覚で分かるようになってくると思います。
また、将来、オーケストラなどに入りたい人はボーイングが揃う事は
視覚的にも絶対です!
是非、楽譜通りに弾く事身につけていきましょう。