バイオリンの重音を綺麗に弾くには?
青葉台のバイオリン教室 violinsalonfortuneです
今日は重音についてのお話です
バイオリン教本も2巻、3巻と進むにつれて
重音が出てきます。
言葉の通り、重なる音なので同時に2つ以上の音を鳴らさなければ
いけないのですが、最初はなかなか難しいんですね。
今日は、2つの音を同時に鳴らす重音についてお話しします。
①角度の問題
これは簡単にわかることだと思うのですが、2つの弦を同時に
弾ける角度に右手が準備されているか?
が非常に大事です。
特に前の音の角度から次の重音の角度が広いと
的確に移動できなくて上手に鳴らせないというケースが大きいですね
②高低差の問題
例えば1stポジションの重音は弦に高低差が生まれにくいですがハイポジションになればなるほど、一方の弦が押さえることで沈んでしまうことがあります
そうすると角度が合っているのに、音が鳴らないというケースも生まれてきます
この場合は、弓を少し駒よりで弾いたり、指で圧を加えてしっかりと弦に噛み合った状態で音が出せる準備が必要ですね
他にもしっかり押さえられてなくて音が上擦ってしまったり、E線がいつも裏返った音がしたりと重音は色々な問題でケースバイケースです。
レッスンに通ううちに
コレはココが問題かな?と検討が付けられるようになってくると思います
教本に出てくる重音を一つ一つ蔑ろにせずに練習するとかなりのパターンを習得できると思うので焦らずにゆっくりと基礎を学んで欲しいなと思います。