バイオリン演奏の休符とは?
『フォーチュン』主宰 関野順子です。
暖かくなったと思ったら、今日はとても寒くて激しい気温変化に、体がついていけないですね。
さて、今日は、バイオリンの休符のお話です。
ソルフェージュでは休符は『お休み』と教えますが
バイオリン演奏では、休符は完全にお休みになることはなかなかありません。
どういうこと?
と思いますよね?
それは、弓のアップダウンがある事です。
例えば、弓の先で終わった音を、休符の間に
弓の元の方に移動させるなど、音は出ていないけど
右手はしっかり次の音を出す準備の為に休符を使っています。
また、左手も同様です。
次の音を、すぐに押さえられるように、押さえなくても弦の角度に合わせたフォームで準備する時間が必要になります。
もう少し、レベルが上がってくると、その休符に間に合うように更に前の音を調整する事もあります。
音は出さなくても、拍があるのが『休符』です^ ^
幼児などのレッスンではまだ難しいので休符を『おやすみ』とお伝えしていますが、保護者の方には、音が出ない拍なんだという事をお伝えしています。
ちょっと待って!ちょっと待って!!!!
レッスン中に、小さな生徒さんが良く口にする言葉
こんな時、私はうんいいよd(^_^o)といって
一旦待ちます。
そして、弾けない箇所が弾けるテンポを確認して、弾けない所も全部弾けるテンポでもっとゆっくり弾かせています。
子供は弾けるところは早く、弾けないところは遅くなりがちですが、テンポは一定であることが音楽の拍なのです。
男の子には車や電車に例えて、最初から同じメーターの速度になるように弾いてね♡と伝えています。
途中でめちゃくちゃスピードを上げたり、急停車はダメなんだよ♪
じゃ、メトロノームをかけてこの速さで出発進行〜🎵
失敗しても大丈夫!
『うわー!急停車しちゃったね。(笑)じゃ、もう一回』
などというと子供は何度も頑張って弾いてくれます。