バイオリンとビオラの違いとは?
こんにちは。青葉台のバイオリン・ピアノ教室のバイオリンサロンフォーチュンです。
前回はバイオリンの音域について、お話しをいたしました
ピアノをされている方は真ん中の『ド』からたった5つしか低い音が出せないと
知り驚いた方も多いのではないでしょうか?
ではこの『ソ』より下の音はどうやったら出せるのかというと・・・・
実は、このソより下の音は、ビオラという楽器が担当しております
更にその下がチェロ、コントラバスと続きます。
チェロとコントラバスは楽器を立てて弾くため、奏法が大きく異なるのですが、バイオリンとビオラはさほど奏法が変わることはないんです。
しかも、ビオラはバイオリンの一番高い弦を外した弦3本は同じで、一本だけソから5つ下にあるドの音が足されるだけなんです。
つまりほとんど奏法が一緒で 音域も多くかぶっているのですよ。
違いと言ったら、ちょっと大きくて、重い位でしょうか?
大学入試ではバイオリンで受験してもちょっと合格に届かない場合は、ビオラ合格なんていうのもあります。
また、音楽の現場では持ち替えできる人(バイオリンもビオラも弾ける人)というのはとても有難い存在だったりもします。
私もその昔、チャレンジしたことがあるのですが似ているようで
似ていない難しい楽器でした
華奢な体の方には、指を抑える間隔も広がるため
安定した音程が出せないこともあり、体にも負担がかかるからです。
そして、何より一番大きいのが、楽譜が違うのです。
ピアノともバイオリンとも異なるのですよ(^^)
ハ音記号という記号が用いられます。
知らない人は是非ハ音記号と検索してみてください。
ト音記号、ヘ音記号はピアノやバイオリンで馴染み深いですがこのハ音記号は皆さんあまり見ないかなと思います。
一見、同じように見える楽器ですが、このように、音域や楽譜が違うことお分かりいただけたでしょうか?
バイオリンもとても素敵な音が鳴りますが
ビオラはバイオリンに比べて
鎖骨に響いてくる重低音がバイオリンでは経験したことのない厚みのある温かな音になります。
オーケストラや室内楽には欠かせない存在です♡
皇太子様(現在の天皇陛下)が演奏されているのもビオラですね♡