絶対音感と相対音感とは?幼児期の教育が育てるもの
夏休みですね
皆様いかがお過ごしですか?
さて、よく聞く絶対音感と言う言葉。
教育に熱心なお母様ほどこのようなフレーズに敏感だとおもいます。
実際に、全く音感がない人が音楽を演奏するのは非常に難しいのですが、相対音感でもじゅうぶん訓練すれば立派な演奏家にはなれると思っています♡
絶対音感音感とは?
例えば、絶対音感とは音域特定の場所をキッチリと判断することができます。
なので、カラオケのキーをあげたり下げたりした時に今は何調で歌っているとしっかり理解できるのです。
日常生活においても雑音の様々な物を音域として理解できます。
傘にあたる雨の音も、エレベーターの到着音も、音程で聞こえるそうです。
驚くのは1音ではないこと。複数の音がぶつかった音までしっかり聞こえています。
相対音感とは?
特定の音域をピンポイントで理解しているのではなく、前後の音域を感覚的に理解できます。
カラオケでいうと、少しキーを変えた位では違和感なく歌うことができます。
学校教育で習得できるとすれば、持って生まれた絶対音感が無ければ
この辺りが限界かもしれません。
私は相対音感よりで、絶対音感は訓練して所々身につけました。
私の場合は最初に覚えたのは調弦をするための《ラ》の音でした♡
小学6年頃から聴音(聞こえてきた音を楽譜にする事です)の勉強を始めたのですが、とても難しかったのを覚えています。
絶対音感教育というのは、もともとその子が持っている場合もありますし、幼児期からの教育で大きく成長できると私は考えています。
では、絶対音感がどんな役に立つの?と思いますよね?
私が感じるに、多分日常生活を送るには何も必要が無いと思います。
また、ピアノなど音程を作る必要がない楽器も必要がないかもしれません。
ただ、バイオリンなどのように、音を作っていく作業が必要な楽器は絶対音感があった方が有利だなと思うのです。
先日、久しぶりに私も絶対音感があればなぁー(´-`).。oOと思ったことがありました。
それは、半音で移動したり、近い場所でどんどん転調していく曲は
絶対音感が無いと非常に難しいのです!
例えばこのチャイコフスキー協奏曲の3分7秒あたりなど。
(五嶋みどりさんの演奏をお借りしております。)
イメージでいうと、10本のマッチ棒を1センチ間隔でメモリを使わず感覚で並べてくださいといわれて、
後ではかったときにどの位ズレてしまうかという話に似ています。
コレが絶対音感があったらどうでしょう?
メモリが見えなくても場所が分かるという事なんです(実際にそこに置けるかは技術の問題ですが)
また、相対音感や音感がない人も訓練で、例えばある場所だけは分かるようになる事も出来ます。
そこから逆算して別の音も分かるようになったりも♡
すると、大きく音程がズレていくということはなくなります。
幼児期の音感教育が何故大切か?
私自身、母もピアノ教師であったりバイオリンも5歳から始めたので出来るのでは?と思っていました
ですが、やはり聴音という音を聞いて楽譜におこす訓練を始める事でいかに自分が出来ないかということを学びました。
そして、訓練することでしっかり上達する事も学びました。
結論
- 音感教育は、幼少期から始めると単純に訓練の時間が長く持てるので確実に上達する。
- 音感教育と技術の教育を同時に行う事で上達が早まる
- 日常生活に絶対音感は必要ないが、音を作る楽器に関しては絶対音感は有利な能力である
- 音大を目指す人は試験科目にあるので訓練しておくと有利
私も今更ながら身をもって音感教育の重要性を再認識しました。
今後は読譜コースと共に音感コースも始めようと思います♡