もしあなたが先生だったら?こんな時どうする?

こんにちは

横浜青葉区青葉台のviolinsalonfortuneです。

当教室は、読譜と効率的な練習方法を身につける事をモットーに指導している

バイオリンと初級ピアノの教室です♡

 

今日は、もしあなたが先生だったら?

こんな生徒さんの悩みにどう答える?

というお話です。

 

あるA君のお話

A君は幼稚園の時に、お母様の希望でバイオリンを習い始めました。

本人は元々はバイオリンはやりたくないと言っていたそうです。

とても賢い子で、順調にレッスンしていましたが3年生あたりから

本人のやる気があまり感じられない事が多くなり、それまでは、

色々と誤魔化し誤魔化しレッスンしていましたが、ついに5年生頃に

とことん話す機会がありました。

ある日のレッスンやりとりです。

私『A君、バイオリン好きじゃないの?毎週毎週同じ事ばかり注意されるし、上手になってないけど、本当はもう辞めたいんじゃない?』

 

A君『・・・・』

暫く沈黙が続きます。

私『もし、A君がバイオリンやめたいのなら、私からもお母さんにお話してあげようか?』

A君『・・・・』

またまた沈黙です。

かなり長い沈黙のあとA君は言ったんです。

A君『もう、何度もやめたいって言ってるけど、駄目って言われる。

6年生までは続けなさいって。。。』

 

さあ、もし、あなたが先生だったらこの子にどんな言葉をかけますか?

 

プロを目指すならそんな事有無を言わさず、とにかくやらせるのが先生ですが、趣味や教養の1つと考えて習っている子にとっては

このジレンマの中でのレッスンは相当ストレスの原因になるのかなと思うのです。。

 

こんな時、先生がどんな言葉をかけるか、どんな対応をしてくれるかが大人になりかけているこどもには大きのかな?とも思います。

 

当時の私は結局こんな話をしました

私『A君やめたいっていってもやめさせてもらえないのか。。

そうだったんだ。。

それは辛いね。

A君は自分の人生を生きてるって思ってるかもしれないけど、実は誰かの人生も生きてるんだよ。

お母さんにとってみたら、最初で最後の子育て(一人っ子)だから、自分がこうしてもらいたかったって思う事や、あの時辞めなければ良かったって思う事をA君に伝えたいのかもしれないね。

今はさ、まだ子供として親に面倒見てもらってる立場だから

6年生までって言われてるなやっぱり続けるしか無いと思う。

でも、いつかA君が大人になったら、責任も重くなるけど、自由も増えていくんだよ。だからこの気持ちを忘れずに子供に返してあげたらいいと思うよ。

本当は辞めたいって気持ちは、私も分かった。でもやめられないなら出来るペースで6年生まで一緒に頑張ろうよ。』

 

正解がない事で、果たしてコレが良いアドバイスだったのかも

未だに悩むこともあります。

でも、最終的にA君はやり切って、お母さんと決めたゴールまでちゃんと走りきりました。

 

本当によく頑張って偉かったと思います!

 

習い事をやっていると、こういった悩み事は常にありますし

実際、親になった今でも子供の事で同じような事を悩みます。

先生という立場で考えると

ぶっちゃけバイオリンやピアノを教える事より難しい問題です。

 

こうしてブログで自分の意見を発信するのも正直なところ自信がないのですが、長く指導を受ける上で先生との価値観の違いは結構大きく出てきます。

少しでも、私の教室で長く一緒に頑張れるように

私なりの価値観を今日は勇気を出して書いてみました。

 

 

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