バイオリン初心者レッスン風景(幼児)
『フォーチュン』主宰 関野順子です。
バイオリンを習いたい!
そう思って、体験レッスンに来られて
楽しそうな我が子を見て、バイオリンを習い始める!
スタートは誰だってこんな感じです。
ですが、数ヶ月経つと、保護者の方は
続くだろうか?と悩む事も多くなるはずです。
今回は幼児がどんな風に当教室で成長していくか
お話ししたいと思います。
★バイオリン習い始める(3歳半から)
この時期から習い始めた子は、半年くらいは
レッスンというものに慣れていく時期です。
眠くても、お腹が空いていても、気分が乗らなくても
必ずレッスンに来て、ご挨拶をし、バイオリンを持って
を繰り返します。
床に転がって駄々をこねるなんてこともあれば
別人のように集中する時もあります。
半分くらいはソルフェージュのような事をして
音楽の知識を増やしています。
30分レッスンをしっかりやり抜く基盤を作ります。
★バイオリンをもって1、2、3の指をおさえる
(個人差が大きい時期で概ね1年半くらい)
1、2、3の指が押さえられると、色々な曲が弾けます
例えば、キラキラ星、カエルの歌、メーリーさんの羊
蝶々などなど。
1、2、3の指をおさえるのも、曲が曲らしく
聞こえる完成度になるのも非常に大変な時期です。
保護者のサポートが一番必要な大きな山のひとつです。
やめようかな?そんな気持ちが何度も何度もよぎる時期です。
★曲が弾けるようになるがそれぞれの課題が異なる
(だいたい、年長さんから1年生あたり)
一つ前の段階でかなり進度に差がある為、一概に
言えませんが、曲を弾けるようになってきます。
この段階で、それぞれの課題が大きく変わっていくように
感じます。
例えば、曲にはなっているけど、フォームが自己流になりがち
上手に押さえられるけど、自分のテンポでないと弾けない
などです。
自我が大きくなってくるので、こちらができていないと感じても、本人は出来ているという認識も多く(笑)
テンポで弾けない時などはメトロノームをかけるのですが
『先生、それ(メトロノーム)をやると弾けないからヤダ!』
と言われたり(笑)
そんな時は、一旦出来ていないと認識してもらい
励ましの言葉を入れて出来るテンポまで落とします。
その後、ゲーム感覚でドラえもんのルーレットを回して
出た回数だけ弾こうねと約束して
少しずつテンポを上げて練習したりしています。
みんな、もうヤダという顔をしてるのに、ルーレットを回す時だけはメチャクチャ元気になって。6が出た時や1が出た時のスリルを楽しんでいます♪
勿論6が出ても最後までやります。
当教室は、バイオリンだけで見ると進度はゆっくりかもしれませんが、年長さんから1年生の辺りでは、自分でドレミが読めて、四分音符と二分音符、八分音符のリズムを楽譜を見て手拍子しながら歌えるくらいの読譜はついている子が多いです。
また、テキストは家庭でのサポート具合や保護者の方が
どのように進めていきたいか?ご家庭での様子などを
ヒアリングしながら決めております。